2016年06月18日
2016年度春季 環境保全活動と環境学習の会開催報告
2016年5月5日㈷㈭、前芝海岸(前芝町外浜地先)で、2016年度1回目の環境保全活動イベント「海岸美化活動と環境・郷土学習の会」(第1回六条潟(西浜)海岸美化と生きもの調べ」(豊橋市制施行110周年記念事業市民提案イベント)を開催しました。
それでは以下に野田賢司さんにまとめてもらいました調査結果の概要を示します。
まずは海岸美化活動の範囲と生きもの調査・観察範囲です。
午前の海岸美化活動(クリーンアクション)の報告です。
燃えるゴミ 117kg(23袋)
ビン・カン類 23kg(6袋)
鉄くず 6kg(いくつか)
金網 3kg(1個)
塩ビパイプ 2kg(2本)
バッテリ 5kg(1個)
タイヤ類 36kg(自動車3本、自転車1本) 総重量192kg(参加者59名)
※各データはゴミ袋1つ、または1組を一度に測定した値。
データ数は必ずしも袋数にはならない。
海岸清掃の様子(西浜)
収集ゴミ
続いて生きもの調査の報告です。
豊川河口側の砂が、当干潟域(南部)に拡散し、表層が広く砂質状態に変化していました。今回採取された干潟の底生生物(生体)の種類数、個体数、殻付き湿重量は、昨年の調査結果に対していずれも減少していました。
また、アサリも少なくその殆どが稚貝でした。昨年秋以降に二枚貝等が死滅し、その後西浜に着底して成長する若い貝類とみられました。一方、当干潟域を細かく見ると、湾奥で河口寄りの海岸地形、底質などいろいろな場所があり、より多様な生物種が棲める環境が潜在しているように思われます。
一般に干潟の優れた多面的機能が言われていますが、当干潟域では毎年のように二枚貝類の死滅と発生が繰り返されています。当干潟の生態系が長期に安定せず、過去に回想されるような豊かな海・干潟の姿に、回復しない状況といえます。
定点:200m地点
定点:200m地点採取生物
生きもの調べの成果
採取生物イシガレイ
午後からは豊橋市前芝校区市民館2階集会室に場所を移して、環境学習の会を開催しました。
今回は、松岡啓二さん(豊橋市自然博物館館長)を講師としてお招きし、「六条潟生きものカルタ-生きもので学ぶ干潟の自然」と題して貴重なお話をしていただきました。
環境学習の会
詳細は、機関誌「みなと塾第73号」(2016年6月発行)に掲載しますので、こちらをご覧ください。
それでは以下に野田賢司さんにまとめてもらいました調査結果の概要を示します。
まずは海岸美化活動の範囲と生きもの調査・観察範囲です。
午前の海岸美化活動(クリーンアクション)の報告です。
燃えるゴミ 117kg(23袋)
ビン・カン類 23kg(6袋)
鉄くず 6kg(いくつか)
金網 3kg(1個)
塩ビパイプ 2kg(2本)
バッテリ 5kg(1個)
タイヤ類 36kg(自動車3本、自転車1本) 総重量192kg(参加者59名)
※各データはゴミ袋1つ、または1組を一度に測定した値。
データ数は必ずしも袋数にはならない。
海岸清掃の様子(西浜)
収集ゴミ
続いて生きもの調査の報告です。
豊川河口側の砂が、当干潟域(南部)に拡散し、表層が広く砂質状態に変化していました。今回採取された干潟の底生生物(生体)の種類数、個体数、殻付き湿重量は、昨年の調査結果に対していずれも減少していました。
また、アサリも少なくその殆どが稚貝でした。昨年秋以降に二枚貝等が死滅し、その後西浜に着底して成長する若い貝類とみられました。一方、当干潟域を細かく見ると、湾奥で河口寄りの海岸地形、底質などいろいろな場所があり、より多様な生物種が棲める環境が潜在しているように思われます。
一般に干潟の優れた多面的機能が言われていますが、当干潟域では毎年のように二枚貝類の死滅と発生が繰り返されています。当干潟の生態系が長期に安定せず、過去に回想されるような豊かな海・干潟の姿に、回復しない状況といえます。
定点:200m地点
定点:200m地点採取生物
生きもの調べの成果
採取生物イシガレイ
午後からは豊橋市前芝校区市民館2階集会室に場所を移して、環境学習の会を開催しました。
今回は、松岡啓二さん(豊橋市自然博物館館長)を講師としてお招きし、「六条潟生きものカルタ-生きもので学ぶ干潟の自然」と題して貴重なお話をしていただきました。
環境学習の会
詳細は、機関誌「みなと塾第73号」(2016年6月発行)に掲載しますので、こちらをご覧ください。